清水寺

ねね庵から、やや足を伸ばせば、世界遺産:清水寺です。

浴衣や着物をレンタルして、着物姿で巡る祇園観光スポットの1つとして、そぞろ歩きも乙なものです。

世界遺産:清水寺の観光ポイント

自然に根付いた、歴史ある景観が、これほどまでに見事なのは、清水寺含め、京都でも限られています。

清水の舞台から飛び降りたつもりで...の由来は、ここからです。

早くから古都京都の文化財指定をされ、世界遺産にもなりました。

かの有名な舞台の本堂に加え、仁王門・三重塔・音羽の滝などなど、ビューポイントがあります。

仁王門

清水寺の正門:仁王門も、見事です。今見えるのは、16世紀初頭に再建された建築です。なお、つい最近2003年に解体修理がありました。

朱色が鮮やかで、門からして仁王様に負けない仁王門です。門を守護する一対の金剛力士像がは、ど迫力です。

三重塔

清水寺の三重塔ですが、31mも有り、列車からも見える京都のランドマーク:東寺の塔と並んで国内最大級です。

今見える塔は、江戸時代1632年に再建されたモノ。これも朱色が鮮やかで、遠くからでも見えます。四方の壁には、真言八祖像。天井・柱などには密教仏画及び飛天・龍などなどが、極彩色で描かれてあります。

本堂:舞台

かの清水の舞台です。かくも有名過ぎる本堂は。、清水寺と言えば、ここ、って感じで、観光案内パンフレットにも載っていますよね。崖にせり出した舞台からのビュー:京都の街も一望出来、正に「絶景かな絶景かな」って感じです。あ、これは、南禅寺の山門からの眺めでした。しかし、ここも負けてませんよ。

この本堂の舞台。四季の移ろいが、清水寺で最も感じられる場所です。これも、江戸の初期のモノ。清水寺の建築物の多くは、江戸時代のが、そのまま現存しています。

リアルには、江戸時代、舞台から飛び降りる人が、願掛けの目的で多くいました。

で、生きて帰れたら、願望成就と言う迷信が出来、広まったからです。江戸の頃は、舞台の下は木々が生い茂り、飛び降りたとしても、クッションに成って助かる確率は高かったのですが...○人も出ています。

音羽の滝

清水寺境内にある音羽の滝は、パワースポットとして有名なんです。

絶えず湧き出る清水は清水寺の由来でもあり、金色水/延命水と呼ばれ、三筋に分かれて流れ落ち、創建以来枯れずに流れています。柄杓で清水を汲み取って、恋愛成就などのご利益を頂きましょう。

紅葉

桜や紅葉の名所として、あまりにも有名です。清水寺の紅葉は、本当に見事です。秋になると、境内1,000本ものヤマモミジが赤・オレンジ・黄に色づいて、見事なグラデーションです。

ですから秋は、夜間拝観があります。昼間見るのとは、違った紅葉の清水寺を楽しめます。

そもそも清水寺の境内は、山の中腹にあります。ですから、見事な自然を、借景とした景観は、一見の価値が有るのです。

真逆に春は、1500本もの桜が見事なんですよ。

清水寺では、そんなピークの季節には、夜の特別拝観期間を設定しています。

ライトアップされた、幽玄な雰囲気が圧巻です。とりわけ、清水の舞台から、紅葉や桜越しに、京都の街が見える光景は、一見の価値があります。

清水寺ならではの、ライトアップは、宗教的な感じがするんですよ。それは、お寺から街中へ向って、観音様の慈悲を表現している一筋の光が、放射線状に放たれる、からなんです。

ストレートに延びる、幽玄な光が、夜空を照らし出す感じは、このライトアップ期間限定ですよ。

清水寺の行事

お寺には、各種行事があります。参拝客も参加できるものも多いので、チェックしましょう。

1/1 〜 1/7修正会

2/1 〜 2/3修二会

本堂内々陣にて、御本尊に罪を懺悔。その免除を願うものです。

節分当日(立春の前日)

節分会 災除け・招福の星供養を実施します。

2/15涅槃会・中興開山良慶忌

釈尊の入滅の日で、奇しくもその日に中興開山良慶和上が、109歳の天寿を全うて示された忌日です。お寺を上げての追善法要となります。

3/5玄奘三蔵会

玄奘三蔵師の忌日法要を行います。

3/4 〜 3/3

東山花灯路協賛/春の夜間特別拝観

ライトアップは見事

21:30閉門(21:00受付終了)

3月の彼岸入り日

彼岸会

お寺でも三界万霊、諸先祖に対して追善供養の法要を行います。

3/14 〜 3/15

青龍会14:00 〜 15:30

3/26 〜 4/3

春の夜間特別拝観

ライトアップです。21:30閉門(21:00受付終了)

4/3

青龍会14:00 〜 15:30

4/8

降誕会

釈尊の誕生を祝う花祭り。清水寺も甘茶で供養を行います。

4/29 ~ 5/5

成就院庭園特別公開9:00~16:00(受付終了)

5/23

開山忌

清水寺開山・延鎮上人と大本願・坂上田村麻呂公の年忌法要です。大茶碗による茶礼を体験できます。なお、これのみ招待制になっています。

8/1 〜 8/5

うら盆法話

大正4年1915に中興の祖・大西良慶和上が、お盆の法施の一環として「うら盆経」の講話を始めました。自由参加です。

8/9 〜 8/16

千日詣り/本堂内々陣特別拝観9:00 〜 17:00

8/14 〜 8/16

夏の夜間特別拝観(千日詣り/本堂内々陣特別拝観)21:30閉門21:00受付終了)

8/23

地蔵盆会

百体地蔵堂で法要です。一般的には、地蔵盆と言われるものです。

9/14 〜 9/15

青龍会14:00 〜 15:30

9月の彼岸入り日

彼岸会

三界万霊、諸先祖に対して追善供養の法要です。一般的には秋の彼岸です。

11/13

慈恩会

清水寺の宗派である北法相宗の初祖・慈恩大師(632-682、玄奘三蔵法師の最高弟)の忌日法要を実施します。

11/16

落葉忌

当山塔中成就院の第24代、25代住職・月照上人、信海上人の忌日法要。両上人の追善法要、献茶を行います。

11/18 〜 11/30

秋の夜間特別拝観21:30閉門(21:00受付終了)

ライトアップされます。

11/18 〜 11/30

成就院庭園特別公開(夜間拝観可能)

ライトアップされます。18:00~20:30

12/1 〜 12/3

仏名会

12.31

除夜の鐘

大晦日に108つの煩悩の除去を祈って108回鐘を撞いて、新年を迎えます。

拝観時間 6:00-18:00

ライトアップされます。

拝観料

高校生以上400円

中学生・小学生200円

随求堂拝観料(胎内めぐり)

+100円

※新型コロナウイルス感染拡大のため為休止

アクセス

京阪:清水寺五条駅から徒歩25分

市バス:五条坂から徒歩10分

京都府京都市東山区

清水1丁目294

まとめ

清水寺って、素敵でしょう?参拝に疲れたら、ねね庵の、季節のフルーツを使ったスイーツで、一休みです。