世界遺産:仁和寺御室会館すなわち宿坊に於ける宿泊&朝のお勤め体験なんて、どうでしょうか?普通のホテルに飽いたら...
概要
門跡寺院(皇族が門主を務める)で、世界遺産になった仁和寺。御室御所とも呼ばれ、敷地内には、宿坊:御室会館があって泊まる+非公開の文化財である金堂で、朝の勤行まで体験出来てしまうプランがあります。
宿坊施設も、新たに改装されて、女性も結構、利用しています。
ロウソクの明かりの中、お坊さんの読経を聞きながらの、お祈りの時間。
そんな京都も体験してみましょう。
他にこんなスタイルで宿泊出来るのは、知恩院:和順会館で、食事・朝のお勤め体験などがあります。
ほかには、智積院・遊行庵・妙心寺などなど、多く在りますので、調べてみましょう。
体験談
お部屋は、ホテルみたいです。ゆったりくつろげたし、お風呂も、気持ち良く使えます。食事付きのプランでしたが、夕飯などは、かなりのボリューム。お腹いっぱいです。ただし、料理が作り置きだったのか?天ぷらとかが冷めてました。
翌朝お勤めも体験出来、かなり有意義に過ごせました。
夕方チェックインし、18:30に夕食でした。魚介メイン(お寺だけど)で、まあおいしかったです。
朝のお勤めは、初体験でしたね。話好きな、お坊さんが、何かと説明して下さいました。ただしトイレが、共同で、寒いです。
お寺なので、アメニティは充実してなかったです。薄いタオル・歯磨セット・リンスインシャンプー・ボディシャンプーはありましたが、トイレ・風呂は共同で、バスタオルは、ホテルの様には、ありません。
仁和寺1泊100万円コースって?
「いろはにほん」プロジェクトの、一環です。
「いろはにほん」プロジェクトとは、「日本文化に興味を持つ外国人旅行客」をターゲットとした、滞在型の文化体験プログラムになります。
そのメインとなるのが、通常の参拝では非公開の塔頭寺院等を、1棟1組限定の宿として、アメニティ的にリノベーションして、宿泊しながらの文化体験をしてもらって、日本文化の良さを体感してもらう企画なんです。お値段の張る料金の一部は、文化財・伝統技能の維持に充てられます。伝統の維持は、お金がかかるんです。
仁和寺に於いては「いろはにほん」のコンセプトにマッチする様、若手僧侶が中心になり、プログラムを作成。敷地内の松林庵を宿坊としてゴージャスにし、仁和寺の文化資産及び日本の文化体験を、楽しめる様に提供する、を作成しました。
このプレゼンは、関係者から高く評価されて、日本財団は総工費の8割!の助成金の交付を決定してくれました。
そんな経緯で「1泊100万円の宿坊体験」と言う、前代未聞のプロジェクトが始まりました。
そんな金箔の壮麗な襖絵の仁和寺御殿は、皇族・貴族が門跡を務めた、王朝文化が息づく、もう1つの「御所」なのです。
世界遺産を、プライベートな貸し切りにし、料理含む文化体験を楽しむラグジュアリー感。
希望すれば、オプションで雅楽・舞楽・茶道・生け花などの文化体験も楽しめます。いやはや、リアル平安時代の世界ですね。
なんと!夕食の場には宸殿、朝食は茶室の場合が多いです。
食前には、白書院で、僧侶の声明を聞いて頂きます。それから、白書院から宸殿に移動。素敵な北庭の眺めながら、夕食です。正に気分は源氏物語の光源氏です。
+夜、その宸殿より眺める...庭越しのライトアップされた五重塔のビューは、どんな寺院でも旅館でも見られない体験です。
仁和寺1泊100万円コースのメリット
一棟貸し切りなので、仁和寺独り占めの気分です。仁和寺のあらゆる麺を体感するゆえ、日本文化の、色んなモノを体感出来るんです。
で、SNSやブログに書かざるを得なく成るでしょう。それは、全世界に広まります。で、仁和寺のみならず、京都へ行ってみようかな?な人が増えます。
あの天皇家のみが使えた御殿を、プライベートな食事・観劇・居住空間として利用出来、一日中世界遺産を独り占め、してもらう所が、この宿泊体験の意図なのです。
ターゲットは、海外セレブです。「日本文化の素晴らしさを味わってもらって、自国に帰ってSNS&ブログで発信してくれる人」らしいです。
松林庵を利用すると、ゴージャスなプライベート空間に加え、僧侶が案内する、参拝者非公開の伽藍を、特別拝観プライベートツアーがあるんです。
そこへもって、17:00−翌朝9:00まで閉門なので、仁和寺自体が貸し切りの状態。
景観の素晴らしい庭園・豪華な襖絵を味わえるんですが、寝室や浴室・洗面所・トイレ等は、現代のアメニティ。そこが、良いとこ取りでいいんです。
で、茶室のある2階は、和の遊び心溢れたエリア。これを知ったら、泊まらないではいられないですよね。もちろん。国内セレブ&日本文化大好きな人も歓迎です。
まとめ
仁和寺は、普通の宿坊体験から、セレブの為の1泊100万円まで、が在ります。
皇室ゆかりの文化遺産で、異次元を体感してみませんか?